【革について】

| 当工房で、主に使用している素材は、良質のサドルレザーです。 サドルレザーとは、主に馬具等を製作する為に作られた、非常に丈夫で、綺麗な革です。 植物タンニンなめしで、なめし段階にオイルと蝋を加え、仕上げられる革です。 なめし段階で加えられる、手間(オイル、蝋の量等)によって微妙に仕上がりが違う様です。 当工房では、私の経験を元に、厳選したサドルレザーを使用しています。 私の手元に届いた段階では、まだ製作に至る状態ではありません。 まずは、余分な蝋等を綺麗に取り除きます。 その後、表面を丁寧に手磨き、艶出し作業後、オリジナルオイルを入れ、保護の為のオリジナルワックスを塗り、 初めて当工房の使用する美しいサドルレザーに生まれ変わる訳です。 ↓の画像で、当工房で行っている素材の下準備の様子を簡単に説明したいと思います。 |
![]() ↑:磨き前 ↑:磨き後 (分かりやすい様に半分だけ磨き上げています) |
![]() 磨き前の拡大画像(手元に届いた状態) |
![]() 磨き後の拡大画像(磨き、オイル、ワックス入れ後) |
画像の様に、磨き後に当工房のオリジナルオイル、オリジナルワックスを塗り、 美しい上品な艶が出た状態で、初めて当工房の使用する革になります。 ここから、ようやく製作の工程に進みます。 |
一枚革と言っても、正確には一頭の牛の背中を中心に、半分に分けた半裁を使用します。
その中でも、当工房で使用する部分は多く見ても、↓の画像の部分のみです。
腰、背中部分のみ使用します。
↓の画像の様なシワ(トラ)、ベリー(お腹部分)等は使用致しません。
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↑の様な箇所を気にせずに使用すれば、かなりの量の製品が生まれます。
しかし、量とは反比例し製品はそれなりの物にしかならないと考えています。
革製品の楽しみは、長年の付き合いで、あなただけの色、形に成長してくれる事だと思います。 あなたの手の油、汚れ、水分、日光等に反応し、綺麗な飴色に変わっていくのも楽しみの一つです。 |
![]() ・新品時、拡大画像・ |
![]() ・六ヶ月位使用、拡大画像・ |
![]() ・二年位使用、拡大画像・ |
画像の様に、良質のサドルレザー特有のアメ色に成長していく姿は何にも変え難い喜びです。
あなたなりの付き合い方で、あなただけの色、形に育て上げて下さい。
老いていくのではなく、共に成長する楽しみを感じて下さい。
【お手入れ方法】
末永く御愛用して頂く為に、オイルの入れ方を説明します。
比較的入手しやすいNEATSFOOT OIL COMPOUNDを使用してみます。

まず、固くしぼった綺麗なウエスで汚れを拭き取ります。
目に見えない汚れがあるので、良く拭いて下さい。
そして、水分が乾くまで少し待って下さい。

次はいよいよオイルを入れます。
ウールピースに適量のオイルを染み込ませ、塗っていきます。
あまり多く塗り過ぎますと、艶が出なくなってしまうので適量で。
全体にまんべんなくオイルが入りましたら、そのまま少し待ちます。
まだらになっていても、落ち着いてきます。
仕上げに、乾いた綺麗なウエスで全体を磨き上げて終了です。

以上がオイルの入れ方です。
あくまでも目安ですが、3ヶ月前後に一度のお手入れをお勧めします。
濡れたりと言った状況の時は、革の状態を良く観てカサカサになってきたらオイルを入れてあげて下さい。
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